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魔法少女 2nd - 2 -



「エメラルドちゃん待って、腐ってもアレはサファイアちゃんですぅ」
「そうだ、エメラルドッ! サファイアを助ける方法はあるッて!」
遅れて駆けつけたトパーズとダイヤが、必殺技を放とうとしているエメラルドを抑える。
「トパーズ、ダイヤ、あの姿を見なさい。 アレはもう仲間ではない、サファイアではないでしょう」
「でも待てッて!」
「そうですぅ。 どんな姿でも、サファイアちゃんは、サファイアちゃんですぅ」
「サファイアは妖魔、敵になった。 いま倒しておかなければ、被害が大きくなる」
「ウフッ…ワタシが敵?  ウフフッ…トパーズ、ダイヤ、ワタシは敵なの?」
「いいや、違う。 サファイアは仲間だッ!」
「エエ、仲間ですぅ」
「トパーズ、ダイヤ、いい加減にしなさい!  サファイアは!? うッ!!」
ふたりを振り解こうともがいたエメラルドは腕の関節をキメられ、苦渋の声をもらした。
「な、なにをする。 トパーズ、ダイヤ、放しなさい!」
「エメラルド、大人しくしろッて。 サファイアは仲間だッて」
「バカ言わないで! アレのどこが仲間だと」
「どこから見ても、ワタシたちは、仲間ですぅ」
「ウフフッ…そう。 ワタシたちは な・か・ま だよね」
サファイアが妖しく微笑み、トパーズとダイヤを交互に見やると、ふたりは小さく頷き。
「…ククッ… あぁ、仲間だ」
「…クスクス… エェ、大切な仲間ですぅ」
トーンが下がった低い声で返事するトパーズとダイヤが、さらに強く、エメラルドの関節を絞めつけた。
「うぐぅッ!  ト、トパーズ、ダイヤ…!?」
エメラルドを掴んでいるふたりの指が黒く染まり、紫の鋭い爪が妖しく輝く。
「ま、まさか、キミたちも…」
横目でエメラルドを見やるふたりの頬に、闇黄と闇白の蝙蝠の翼を持つ蛇の模様が現れ、眼が黒い妖魔の物に変わると、サファイアと同じように躰が少女から大人に、そして黒い蛇皮のボンデージを着けたような妖魔へと変貌していった。
「ウフフッ…残念だったねエメラルド。 ふたりはもう、ワタシの仲間なの」
「ククッ…ワタシは妖魔、妖魔サキュバット・トパーズ!」
「クスクス…ワタシはサキュバット・ダイヤですぅ」
ふたりの変化を見抜けなかった愚かさに唇を噛むエメラルド。
「くッ… キミたちまで妖魔に…」
「クスッ…」
「クククッ…」
トパーズとダイヤは背中に生えた翼でフワリと宙に浮かぶと、エメラルドをサファイアの前に運んだ。
「ウフフッ…」
蔑んだ目で微笑むサファイアを、エメラルドは睨みつけることしかできなかった。
「いつ、トパーズとダイヤを」
「クスクス…先週、サファイアちゃんをウチに招待したときですぅ」
細い舌でエメラルドの耳を舐めながら、ダイヤが答えた。
「キモチわるい、やめろ!」
「みんながワタシを警戒してることに、気づいてないと思ってた?  ウフフッ…ふたりで見張ってれば、なにかあっても大丈夫、な~んて考えてたんでしょ。 だから、スキを見せちゃうのよ」
「クスクス…薬で眠らされちゃって、蟲を…   とってもキモチよくて、ついつい…ですぅ」
「ククッ…あんなことされたら、我慢できないッて、妖魔に魅かれるッて」
興奮しながら話すふたりは、内股をモジモジさせていた。
「ウフフッ…ホントはエメラルドから仲間にするつもりだったけど、なかなかスキを見せないし…」
「クスクス…だからサファイアちゃんは意地悪して、なかなか侵してくれなかったですぅ」
「そうそう、我慢できないからこんな風に、ふたりで舐めあって… ククッ…」
ダイヤに耳を責められて嫌がっているエメラルドの反対の耳を、トパーズが責めはじめた。
「や、やめなさい!」
「ウフフッ…ふたりとも、アソコに蟲をいれてあげたら、狂っちゃって、もっと侵して下さいってねだるんだもん。 だからエメラルドの前に、先にワタシの仲間にしてあげたの。 ウフッ…」
「クスクス…妖魔になれて、とってもしあわせですぅ」
「ククッ…このサイコーの気分、エメラルドもすぐにわかるってッ」
「ふざけないで! たとえキミたちが妖魔に、敵になっても、私と魔法聖女が」
「ククッ…それはどうかなぁ~」
互いに顔を見合わせた3人が、その姿に見合う邪悪な笑みを浮かべた。


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今年もあとわずか…

今年もあとわずかになりました。
少々早いですけど、
今年はたくさんの方と通じ合えた良い年でした。
ありがとうございます。

年内更新できるかわかりませんが
これからも宜しくお願い致します。

この年の瀬にタイムテーブルの
わかり難い妄想をダラダラやってますが
それはお許し頂いて、楽しめる範囲で楽しんでイって下さいませ(笑

おお、既に二人も仲間になっていたなんて!!
一枚も二枚もサファイアの方が上手だったようですね。
そしてまだまだ何かあるようですね…

年末の忙しい時期ですので、無理をなさらず余裕のある時に更新してください~
ですが、次回も期待していますよ~

なんてことだ
認証用キーワードが ロク ロク ロク ろく だと!?

お~、こっちがピンチかと思いきや実は相手の方がピンチだったとはw
好きですよ~こう言う展開♪
しかもまだ切り札を隠していそうな予感…続きが楽しみで仕方ありませんw

それから前記事のコメントへのレスになりますが、
もちろん「ねっとりとサファイアがエメラルドを絡めとって…」の方が大好きですw
どんどん堕としてやって下さいw

こちらも今年は色々な方にお世話になった年でしたね。
来年もまた皆様によろしくしていただきたいものです。
お互い無理の無い範囲で創作活動頑張りましょうね♪

助けに駆け付けたと思っていた二人が、既に敵の手に堕ちていた。やっぱりいいですね、こういうシチュは。自分の図り知らないところで行われていたときほどショックは余計に大きいですから。
サファイアも裏の裏をかいて次の手を打ってたんですね~。

エメラルドが仲間になるのも時間の問題ですね。

ありがとうございます

アクノス所長 様
ありがとうございます。
エメラルドも気づかないうちに、堕とされてしまってるふたり。
諸事情でそのシーンはありませんでしたが(笑
怪しいサファイアを監視するため、ふたりは自宅に彼女をお泊りさせたのですが…
(一応、設定してあるんです 笑)


ところで 6666 はいったい何を意味しているのだろうか…



Mizuha 様
ありがとうございます。
実はトパーズとダイヤは双子なんです。
(これも設定してあるんですよ 笑)
泊りに来たサファイアに一服盛られて、ぐっすり眠っちゃったところで
ねっとりとサファイアに篭絡されて…


metchy 様
ありがとうございます。
トパーズとダイヤのふたりも快楽に目覚めさせられてしまった訳です。
たっぷりと時間を掛けて、焦らされて、狂わされて、快楽中毒にされてステキな姿に…(笑

妖魔化エンド

是非、後日談(妖魔化END)を
他の魔法少女達の妖魔化エンドを是非。

>妖魔化した『サファイア』がまさか魔法少女マジックトパーズ&ダイヤを『妖魔(サキュバット)』化を済ましていたとは、一枚も二枚もサファイアの方が上手だったようで、下手すると『魔法聖女マジックルビー』も悪堕ち済みか?!。
>自分としては『魔法聖女マジックルビー』&『魔法少女マジックエメラルド』の悪堕ち(妖魔(サキュバット))化

>悪堕ち(妖魔(サキュバット))化した『魔法少女達』を使って、『眷属』を殖やすのはどうでしょう。内容は『魔法聖女(妖魔済)』が、『マジックジュエル(仕掛け済み)』を使って素質&能力がある美少女達を『魔法少女(次世代組)』にして、下級妖魔(仕掛け済み)とか使って、下級妖魔達を倒せば、倒すほど、『マジックジュエル(仕掛け済み)』が、じっくり『闇』の魔力を吸収し、最終的に『魔法少女(次世代組)』の美少女達が、、『マジックジュエル』の“仕掛け”がわかった時には、ほぼ『妖魔(サキュバット)』化していている状態。
なんてどうでしょう。


>6666
666=悪魔の数字
6=不完全・獣
6666=魔獣
て意味だと思います。

ありがとうございます

黒 様
ありがとうございます。
エメラルド、ルビーは無事に妖魔に生まれ変われることが出来るでしょうか!
妖魔化した魔法少女クンたちが好みのおねいさんたちを捕食して仲間にしてく姿は魅力的ですよね(笑

ちょっと落書き(汗笑


魔法聖女マジックルビー
異世界マジックワールドからやってきた人。
彼女の使命は、『世界の歪』からこの世界に侵入した邪悪、魔物や妖魔を排除すること。

マジックジュエル
マジックワールドに伝わる伝説の石。
汚れなき心と体、そして勇気を持つ乙女が所持することでその力を発揮する。
所有者が汚れたとき、ジュエルはその力と輝きを失うとされている。

妖魔メデューサキュバット
他の妖魔に慰安目的で飼われることが多い種族の長。
大した攻撃力は持たないが、相手を操る能力に長けている。
他の妖魔と交わい、蟲と呼ばれる妖魔を産み落として、それを相手に寄生させて意のままに操る。
最大の武器は自分の体液で他種族のメスを眷属に作り変えることができる。
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