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短編読み切り



「…あ…あぁ……」
床の上に記された文字が薄紅に輝く。 その中央で手首と足首を鎖で床に繋がれた女が、微かな笑みを浮かべ身体を震わせていた。

妖魔と呼ばれる異形の姿をした化け物に対抗する為に組織された妖魔遊撃隊『ナイトブレイカー』。
いつものように妖魔を撃退した彼らの前に、妖魔四天王を名乗る『妖僧テンカイ』が立ちはだかった。 テンカイの圧倒的な力の前に、ナイトブレイカーは成す術も無く破れ、メンバーの1人ホワイトブレイカーが捕らわれてしまった。


荒廃した副都心。
その象徴だったビルは『妖魔殿』と呼ばれる妖魔の巣窟と化している。 テンカイに捕らわれたホワイトブレイカーは、白銀に輝く特殊装甲スーツ『ブレイクスーツ』を奪われ、妖しい術の中にいた。
「グフフフ…ようやく素直になりよったか」
「…そんな…こと…ありませんわ……いまのはぁ…あぁぁ………ムグぅ…ング…ング…ング…」
全身を駆け巡る心地よい痺れに、ホワイトブレイカー根来しのぶの鍛えられた身体が弓なり、堪らず声を漏らした口に赤黒い珠が捻じ込まれる。
「グフフッ…まだ従珠(じゅず)が足りぬようだな。 だが素直になれるまで、幾らでも喰わせてやるぞ」
黒い衣と笠を纏う妖僧テンカイが首から提げた従珠玉をもう1つ引き千切ると、しのぶの口を無理やり開かせ捻じ込んだ。
「ンン…ングぅ…ング……ンフぅ…ンフぅ…ンフぅん…」
自分を従わせようとするテンカイを拒む度に、しのぶは心地いい、うっとりする気持ちにさせられていた。
「グフフフッ…あらがってもムダなこと。 素直に妖魔の悦びに溺れよ、我に服従するのだ」
頭の中が真っ白になり、何も考えることができないしのぶの頭にテンカイの声が木霊する。 だがその言葉を拒絶するしのぶは首を左右に振り続けた。
「グフフッ…気に入ったぞ女。  ならばとっておきをくれてやろう」
テンカイは首から提げた従珠の中央にある他とは比べ物にならない大きさの従珠玉を千切ると、股間で迫立つ肉棒の先から滲み出ている粘液を塗りつけた。
「グフッ…これを挿れられて正気でいた女はおらんぞ」
テンカイはしのぶの腰を持ち上げると、従珠の効果で十分潤っている秘所に粘液を塗りつけた巨大な従珠を膣口にあてがい、一気に指で押し込んだ。
「イッ!…」
激痛が快楽に溺れ掛けていたしのぶを正気に戻す。 床の上に下ろされたしのぶはテンカイを睨みながら、少しでも離れようと床の上を這いずる。
「なにをされても… あなたの…思い通りには…」
「グフフッ…  淫溺妖従堕」
「エッ!?   はぅッ!…」
テンカイが印を結び言を唱えると、しのぶはビクンと体を震わせ、淫蜜を飛び散らせて一気に昇りつめていた。
「な……な…にを……」
「淫溺妖従堕 淫溺妖従堕」
「アッ!… ハゥッ!…」
仰向けに倒れたままのしのぶの背中が2段階に仰け反り、淫蜜が勢いよく飛散する。
「…こ…こんなことを…しても…ムダです…」
「グフッ…  淫溺妖従堕」
「わたしは…妖…魔に…屈したり……いぐッ!…   ……あぁ…」
「グフフッ…体の疼きを抑えることが出来ぬであろう   淫溺妖従堕」
「はぁッ!…」
「グフッ…堕ちるがいい、身も心も快楽の虜となれ!   淫溺妖従堕 淫溺妖従堕 淫溺妖従堕」
「…あなたの…おもい…どおりに…はひッ!… はふッ!…… イクぅッ!……」
全身に快感が迸り、とめどなく溢れ出る淫蜜が床に溜りをつくる。




下腹部から波紋のように拡がる快感は回を追うごとに強くなり、体は更なる快感を求める。 だが、胸と淫核に伸ばされた手が望みを叶えることはない。
「どう…して…… 弄り…たいの… もっと……もっと…よく…なりたいのに…」
ガチガチと鎖を鳴らし、体を弄ろうとするしのぶに先程までの姿はない。 数時間休む間も無くイカされ続けたしのぶは理性を失っていた。
「グフッ… 淫溺妖従堕 淫溺妖従堕 淫溺妖従堕 淫溺妖従堕 淫溺妖従堕ッ!!」
「いィ! とまらないのぉっ! イクぅッ! イクぅッ! イクぅぅぅッ!!」
絶頂の連続に悦びの声をあげるしのぶの瞳には従珠の赤黒い妖気が陽炎のように揺らめき、陰核の上の肌に妖魔の旗印でもある黒い炎の印が痣のように浮かびあがっていた。
「…はぁん……イィ……イィ…」
背中を反らせたまま薄笑いを浮かべるしのぶを見下ろしながらテンカイが従珠を千切り、さっきと同じように肉棒の先から滲み出ている粘液を塗りつけ、それをしのぶの鼻先に近づけた。
「グフフッ…喰え」
テンカイの言葉に小さく頷いたしのぶは嬉しそうに微笑むと、それを口の中に入れてピチャピチャと淫らな音をたててしゃぶり、溶け出した従珠が混ざる赤黒い涎を垂らす。
「グフフッ…」
テンカイの命令に従順に従うしのぶの拘束が解かれ、自由になった手で自慰をはじめたしのぶ。 だがそれだけでは満足できず、腕を組み仁王立ちしているテンカイの脚にすがりつく。
「いきたい……もっと…いきたいのにぃ……   おねがい…いかせて……いきたいのぉ…」
「グフッ…うぬの願い、叶えてやってもよいが…」
テンカイはボロ同然の着物を脱ぎ捨て、埃や垢でずず黒くなった躰を曝け出す。
「グフフッ…まずはうぬが口で、その舌でワシの躰を浄めよ」
四つん這いでテンカイを見上げていたしのぶは何でもしますと言わんばかりに何度も頷くと、テンカイの爪先から丁寧に舐めはじめる。 常人なら吐き気をもよおすその臭気も、いまのしのぶには芳しい蜜の香りに感じていた。 はじめはうっとりと恍惚の表情でテンカイの躰を舐めていたが、笠を被ったままの顔と肉棒を除く全てを舐め終えるころには呆けた表情は消え、凛とした顔つきに戻っていた。
「グフッ…そろそろよかろう。 うぬの願い、叶えてやろうか」
テンカイは自分の肉棒をしごきながら、しのぶを見下ろす。
「ンフフ…  はい…よろしくお願い致します…」
しのぶは普段と変わりない笑みを見せていたが、どこか淫猥な雰囲気を含んでいる。 しのぶが舐めていたテンカイの躰にこびりついた埃や垢には邪悪な思念や妖気がたっぷりと含まれている。 テンカイはそれをしのぶに舐め摂らせて、快楽に溺れて無防備になったしのぶの心を自分の思いどおりになるよう作り変えていた。
「グフフッ…どうして欲しいか申してみよ」
しのぶは淫蜜が滴り落ちる秘所をテンカイに見えるように晒して見上げた。
「…わたくしの不浄な身体を…お清め下さいませ…」
仁王立ちしているテンカイの股間で迫立っているモノをチラリと見やり言葉を濁す。
「グフッ…それでは解らぬな。 もう一度申してみよ」
「…テ…テンカイ様の魔羅で… わたくしの不浄をお清め下さいませ…」
「グフフッ…それで良いのか?  うぬにとって我らは敵、ではないのか?」
「わ、わたしが間違っていました。 妖魔王様こそがこの世を支配するお方。 この身の穢れを落し、妖魔王様にすべてを捧げ、御奉仕致したいと…」
「グフフフッ…それは妖魔に隷属し、従うということか」
しのぶの思想改造が完了したことを見取ったテンカイがゆっくりと腰を沈めて、しのぶの秘所に自分の肉棒の先をあてた。
「はい、どのようなことでも致します。 妖魔王様に御仕えして働けるなんて…夢のよう…  身に余る光栄にございます」
しのぶは自ら腰を動かして少しずつテンカイの肉棒を挿入していた。
「はぁッ… 妖魔王様に…永遠の忠誠を誓います… 未来永劫…妖魔王様に御仕え致します… …いぃッ…」
テンカイの肉棒を半ばまで咥え込んだところでしのぶは小さな絶頂を迎えた。
「グフフッ…よかろう。 ホワイトブレイカー、うぬの願い叶えてやろう。 生まれ変わるがいい、妖魔王様の忠実なシモベにな」
小さく痙攣しているしのぶをテンカイの肉棒が一気に突き上げる。
「キヒぃぃぃぃぃッ!!  あたッ、あたってぇぇー! イィィッ! イクぅッ!」
長い黒髪を振り乱し絶叫するしのぶを壊れんばかりに突き上げるテンカイ。 しのぶが何度昇りつめようと、止めることなく激しく突き上げた。




「グフッ…もっと我が魔羅を搾れ、我が妖魔力を昂めるのだ」
テンカイの言葉に返事をするかのように、至極の快楽に溺れ半分白目を剥いたしのぶの首がガクガク折れる。
「グフィッ…そうじゃ… うぬが力で我が妖魔力を搾りと… ウゥッ…」
最深部まで挿入されたテンカイの肉棒がビクビク脈打ち始めると、白目を剥いたままの顔に邪な笑みが浮かぶ。
「グッ…グフフッ…受取れホワイトブレイカー、うぬを変える我が妖魔力を…ヌオォォッ!」
テンカイの妖魔力が籠められたドス黒い精がしのぶの中に大量に放たれる。 膣内で躍動するテンカイの肉棒を絞めつけ、最後の一滴まで搾り取ろうと淫靡に微笑み悶えるしのぶ。 その下腹部にある黒い炎の印が激しく燃え上がり、四つん這いのまま背中を反らすしのぶの全身を包み込んだ。 全身を焼かれ、長い黒髪も燃え落ちて炭のようになったしのぶが、ゆっくりと起き上がりテンカイの前にたたずむ。
「グフフッ…これでうぬも妖魔。 妖魔の将として、妖魔王ノブナガ様に仕えるのだ」
テンカイは脱ぎ捨てたボロから何かを取り出す。 ねじれた黒い角が2本生えた白い顔の面。 それを眼も鼻も口も判らなくなったしのぶの顔に被せた。 すると干乾びたようにヒビ割れ、カサカサだったしのぶの躯が妖艶なヌメヌメした光沢を帯びてゆく。 そして手足の指先に紫色をした爪が生え揃い、真っ白な顔の唇と瞼が紫に染まると、黒い躯に紫の陽炎が揺らめき、躯が透けて見える丈の短い、胸元が大きく開いた紫の法衣と頭巾が覆う。
「グフッ…それは鬼比丘尼の面。 うぬは妖尼鬼比丘尼となり、ワシと共に働くのだ」
しのぶの顔に被された面の紫に彩られた唇が微かにつり上り、ゆっくりと瞼が開かれる。 血のように紅く染まった眼でテンカイを見上げる鬼比丘尼となったしのぶの、紫の唇がヌチャリと裂け、牙をのぞかせた。
「ハイ、テンカイ様。 この鬼比丘尼に何なりとお申し付け下さいませ…ンフフフ…」
「グフッ…グフフッ…いつ逢うても美しいの鬼比丘尼。 して生まれ変った気分はどうじゃ」
「ンフフ…ありがとうございますテンカイ様。 素晴らしいですわ。 躯の内から力が、黒い力が満ち溢れてきますわ」
鬼比丘尼はテンカイの前に跪き恭しく頭を下げると、自分に妖魔力を注ぎ込んだテンカイの肉棒を紫の舌で舐める。
「グフフッ…鬼比丘尼…」
「ンフフ…テンカイ様… ご満足ゆくまで弄び下さいませ…」
テンカイは鬼比丘尼を押し倒すと、まだおさまらない肉棒を秘所にあてがい挿入した。







「グフフッ…ナイトブレイカー、4人になってもなかなかやりおるわ」
鬼比丘尼の酌を受けながら、自分が送り込んだ妖魔を殲滅するナイトブレイカーを眺めるテンカイ。
「ンフフフ…テンカイ様、彼らは妖魔を捕らえて尋問しているようですわ。 恐らくわたしを、根来しのぶを助け出そうと…ンフフッ… もう仲間ではないと言うのに… 健気で可愛いですわ」
鬼比丘尼はテンカイの隣に傅き仲間だった連中を紅い眼を細めて見やる。
「ンフッ…テンカイ様、面白い策を思いつきましたわ」
空になったテンカイの杯に酒を注ぎながら邪悪な笑みを浮かべる。
「グフフフッ…何だ」
「ンフフ…テンカイ様、わたしを彼らの元にお戻し下さいませ」
そう話す鬼比丘尼が黒い霧に包まれ、直ぐに霧が消滅すると、そこに根来しのぶの姿に戻った鬼比丘尼がいた。
「彼らが血眼になってわたしを探している今がチャンスですわ。 ナイトブレイカーに戻って、彼らを内部から… いえ、彼らを妖魔にするというのは如何でしょう」
「グフッグフフフッ…面白い。 今すぐ奴等の元に返してやろう鬼比丘尼」
「フフフ…テンカイ様、いまはホワイトブレイカー、根来しのぶですわ」


そして…
自分たちを破滅に導く陰謀とも知らずに、ナイトブレイカーは激闘の末、根来しのぶの奪還に成功した。


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