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短編読み切り



地球は宇宙からの侵略者金属生命体メタルバーに侵略されようとしていた。
メタルバーは自身の体液リキッドメタルで人や生物を変質させ、地球を侵略する軍団メタルアーミーと拠点となるメタル帝国を築き、その勢力を拡大していた。
攻撃を受けつけないメタルアーミーに苦戦を強いられていた人類は、ようやくメタルアーミーに有効な兵器の開発に成功し、特殊攻撃チーム「メタルセイバー」を組織、反撃に出たのだが…



『見つけたぞ、霧島優奈。 いや、セイバーアフロディーテ』
「バ、バケモノ… 来ないで…」
(メタルアーミーがなぜ、私がメタルセイバーだと…)
メタルアーミーの侵略が滞り、久しぶりの休暇を楽しんでいたセイバーアフロディーテ霧島優奈は、友人と訪れたファッションビルでメタル帝国の将プラチナンに遭遇していた。
『クック…惚けてもムダだ。 貴様が憎きメタルセイバー、セイバーアフロディーテだということはわかっている』
「ひ、人違いです… 私は…」
『つまらん芝居をするな。 オレの目的は貴様だけだ。 大人しく従えば、一緒にいた女や他の連中も助けてやる。 だが、従わぬ場合は…』
【人】に変装しているプラチナンの口元が邪悪に歪んだ瞬間。
- キャアァァァ!! -
- オイッ、人が、人が爆発したぞ!! -
鈍い爆発音と女性の悲鳴が響き、フロア中が蜂の巣を突いたような騒ぎになる。
「な、何をしたの…」
『クックック… このビルに入るとき、旨そうなドリンクを配ってたろ?』
「ハッ! まさかあれは、ボム…」
『そう、メタルボムだ。 クック…普通の女が、ボムのこと、知ってるわけないよな』
「うッ…」
休暇中でメタルセイバーの戦闘スーツ、セイバーギアを装着するためのアンダーウェアも、伝送ユニットも装備していない優奈は、プラチナンの顔を睨むことしか出来なかった。
『大人しくオレの命令に従え、セイバーアフロディーテ。 そう言えば確か、貴様と一緒にいた女もメタルボムを飲んでたな。 クックク…』
プラチナンの口元が微かに歪むのを見た優奈が慌てて口を開く。
「ま、待って!」
『クックック… 大人しくオレに従う気になれたか?』
「正々堂々と勝負しないで… 卑怯よ」
『クック… オレはゴールドンのように、強いと分かっている相手に正面から挑むようなバカじゃない。 いかにして相手を弱らせて、自分の力を蓄えるか。 そのためにはどうすればいいか考える。 貴様らの相手をゴールドンに任せて、オレは徹底的にメタルセイバーのことを調査し、そして見つけたのさ。 貴様をな』
プラチナンの顔が邪悪に歪み、優奈を指差している指がプラチナに輝く。
「それで私を殺しに来たのね。 クスクス… 残念だけど私を殺したくらいで、メタルセイバーは弱くならないわよ」
プラチナンの指が鋭く尖るのを見た優奈は、目を瞑り覚悟を決めた。
「どうせ死ぬなら、ゴールドンのように正々堂々と勝負してくる相手と」
『オイオイ、貴様をここで殺したら、わざわざ出向いて来た意味がないぜ。 クックック…』
「えっ!?」
その言葉に驚き瞼を開いた瞬間、優奈の額にプラチナンの指が触れ、そこから伝わる冷たい感覚が額から後頭部へと広がった。
『クックック… 貴様をオレの兵隊にするのが目的なんだからな』
「な、なんですっ… あ…  あぁっ…」
プラチナンの指がリングとなり、それを額に嵌められた優奈は、意識を失いその場に崩れ落ちた。
『クックック… 獲物は手に入れた』
優奈を見下ろし嘲笑うプラチナンが指を鳴らすと、意志のない白い眼をした優奈がゆっくりと起き上がった。
『セイバーアフロディーテ、貴様のすべてを変えてやる。 クックック…来い』
従順に小さく頷いた優奈は、先に歩き出したプラチナンを追うように歩きはじめた。



「う… うぅん…」
『お目覚めか、セイバーアフロディーテ』
「プラチナン…」
(そうだ…私…プラチナンに捕まって…)
優奈は冷たいベッドの上で脚を開き、両腕を左右に伸ばす姿勢で拘束されていた。
(プラチナンはホントに… 私をメタルアーミーにする気なのね…)
上から覗き込んでいるプラチナンを、優奈はキッと睨みつける。
「やっとメタル帝国の場所を突き止めたのよ、このまま大人しく改造されるものですか!」
『ホホォ、こんな姿で拘束されてるセイバーアフロディーテが、どんな反撃を見せてくれるのかねェ』
「や、やめなさいッ!!」
首と腰も拘束され身動き出来ない優奈の体を撫で回し、青い眼を細めるプラチナン。
『安心しろ、すぐにそんな事を考えられないようにしてやる。 そして、貴様はオレに忠誠を誓う兵隊に生まれ変わるんだ。 クックック…』
優奈が拘束されているベッドの、顔の隣が小さく開き、中から銀色に鈍く輝く金属の棒がせり上がってきた。
『まずは、こいつを貴様の体に取り付けるわけだが… クックック…』
金属棒を手に取ったプラチナンは、優奈の顔を見ながら足元へと移動する。
「それはなに… それをどうするつもりなの…」
『他の奴らには絶対に気づかれない、そして効果的にアレを体内に摂り込める場所に取り付けるのさ』
脚を大きく開かされている優奈の、秘所が見える場所に移動したプラチナンが目的の場所を見つめた。
『クックック… やっぱりここだよな』
「な、なにを… そんなものを入れなッイッ…うぐぅッ!!」
『痛いか? クックック…さすがに前戯なし、濡れてないのに入れられたら痛いよな、ククッ…』
「イッ、ンッ、ウグぅ…」
苦痛に顔を歪める優奈を嘲笑い、金属棒を秘裂に捻じ込むプラチナン。
『ホォォ、デカすぎかと思ったが、意外とそうでもなかったか。 クックック…』
「ンハッ… ハッ… ハッ… プラチナン…あなた…あっ…はぁぁぁ…」
苦渋の顔でプラチナンを見やった優奈が、欲情的な声をあげはじめる。
『苦痛の次は快楽だ。 クックック…』
「ンン… はぁッ… んひィィィ…」
挿入された金属棒から体験したことのない快楽の刺激が送り込まれ、優奈は絶頂を迎えさせられた。
『クックック… イッたか。 どうだ? 敵の前でイカされた気分は?』
「プ…プラチ…ナン……あ…あなた…」



リキッドメタルで改造された生物は、ロボットのようにただ与えられた命令に従い行動する。
それはこれまでの戦闘で立証され、そのことを利用した作戦も何度となく実行された。
だが、プラチナンは自分の考えや意志を主張し、優奈をなぶるように苦しめ、それを楽しんでいる。
プラチナンはメタルアーミーらしくない、人間くさい行動を見せていた。

『クックック… 入れた装置は体温で変形し、貴様の中にピッタリ収まる。 そして…』
金属棒を取り出した場所から、白い溶液が詰まった親指ほどのカプセルを取り上げ。
『これを体内に注入する針管が』
「うっ…キャァァァァァッ!」
突然の激痛に目を見開き悲鳴をあげる優奈。
『クックック… 準備が整ったようだな。 中で斗出した数十の針管から、コレが体内に送り込まれる』
「ッつぅ… 抵抗…できない者を…なぶり…たのしんで…  ロボットらしくない… 根の腐った人のよう…」
『根の腐った人、か… クックック… たしか人間だったとき、同じことを言ったポリがいたな。 可愛げのないクソ生意気な女だったから、クスリ漬けにして壊してやったよ』
「に…人間だったときって… やっぱり… あなたには人だったときの意識が残っているのね…」
『クックック… そうさ、オレは違う。 他の奴らのように、メタルバーの命令がなければ何も出来ない、何もしないクズ共とは違うのさ』
「人間としての意識が残っているのに、なぜ、侵略者の為に働くの! どうして侵略者と戦おうとしないの!!」
『クックック… それは根の腐った人間だからさ』
「あっ…そ…それは… ホントに人の意識が残ってると思わなかったから…  ごめんなさい…」
『貴様、バカじゃねェか、あやまってどうする』
「でも…」
『オレはリキッドメタルでアーミーにしてくれたメタルバーに感謝してるんだぜ。 くだらねぇ権力を振りかざして追い掛け回す連中を踏み潰す力をくれた。 オレの好きに出来る力を与えてくれたメタルバーにな。 まぁ、女とクスリが楽しめなくなったのはイタいけどな』
「そ、それだけのことで、メタルバーに協力しているの… 彼らと戦える力を持っているのに、そんなことで…」
『クックック… そう、そんなことでだ。 だから説得なんてムダ』
「人でなし… やっぱり根の腐った人ね…」
『クック… だが貴様は、その根の腐った人間の命令に悦んで従う、それ以下の存在になるんだぜ』
邪悪に顔を歪めたプラチナンは、優奈の秘裂に収まる金属棒に軽く触れた。
「ぁ…ぁん…」
『クックック… 傑作だな、セイバーアフロディーテがアソコを弄られ声を上げてるぜ』
「ち…ちがいますッ…」
『クック… これを入れたあとも、そうやって強がってられるかなぁ?』
プラチナンが指を離すと秘裂に挿入された金属棒の一部がスライドして迫り出してくる。
そして、指で摘んで見せている白い溶液が詰まったカプセルをセットし、元の位置に押し戻した。
「い…いまのが…リキッドメタル…なのね…」
プシュと鈍い発射音がし、中の溶液が自分の体に注入されたのがわかった優奈は、メタルアーミーにされる恐怖で発狂しそうな気持ちを必死で抑え、震える声を絞り出した。
『クックック… 残念、いまのはメタルアーミーを溶かし、精製して作ったメタルセルだ』
「メタル…セル…」
『単純にメタル分子の集合体に作り変えるリキッドメタルと違い、メタルセルは生態と細胞レベルで同化して、これまでとは別物のアーミーに作り変える。 同化速度が遅く、少し時間が掛かるのが問題だが、それを補う面白い副作用があってな。 セルを入れた生態は、セルと細胞が同化するときの刺激が忘れられず、またセルが欲しくなるんだよ。  まぁ、麻薬みたいなものだな』
「クスッ… あなたらしいやり方ね。 でも私は、自分からセルを取り込んだり、望んだりしな……くぅ…   ン…んん…ィィ…  はぁッ!」
『クックッ… キモチいいだろう。 セルのトリップ効果は絶大だぜ。  貴様は意志を持ち、人間の姿に擬態できる進化したアーミーに生まれ変わるんだよ』
「ンあぁ…はぁぁぁッン…」
『クックック… 貴様はもうオレの虜、すぐに思考が麻痺して、オレの言うことを素直に聞けるようになる。 セル欲しさに何でもするようにな。 どうだ、細胞とセルが同化して変わってく感覚が最高だろう』
「…ハイ… とっても… きもち…いい…です…  ひっ…ひぃぃぃッ!」
『ククッ… いい子だ。 あと2、3本入れてやれば、自分の手でメタルに染まってくだろう。 クックッ…』
メタルセルが詰ったカプセルがセットされたベルトが、優奈の太ももに取り付けられた。





プラチナンの元から帰されて1週間。
メタルセルの作用で、優奈は仲間に危険が迫っていることを伝えることが出来なかった。
セルを摂り込む快感は回を追うごとに強くなり、優奈の身も心も絡め獲る…


任務を終えて部屋に戻った優奈は、残りひとつになったベルトのカプセルを見つめ、手に取りたい衝動を抑えていた。
「ぅッ… このままだと私… プラチナンの思いどおりに…」
だが、カプセルを見つめる優奈の瞳は青く染まり、セルの快楽を待ち望み笑みを浮かべていた。
「これを入れたら…もう… 私が… 私でなくなる…」
握りしめている手が白い艶のある手袋を嵌めたように変化し、それは全身へと広がる。
「ダメ… ダメ……  セルを…セルを入れたら… 私は…もう…」
優奈の言葉とは裏腹に、陰部のセル充填用シリンダーがスライドし、中にあった空のカプセルが排出され、最後のカプセルを摘んだ指が、躊躇わずそれをシリンダーにセットした。
「ダメ… これ以上…入れたら…  私は…  私は……あ…あぁぁ…」
シリンダーが格納され、体にセルが注入されると優奈は恍惚の表情で宙を仰ぐ。
「…キモチィィ…… 変わる…変わってゆく… 私のすべてが……メタルに…   私は…メタル…アーミー…… メタル帝国の…兵士…』
首から下が艶のある白いゼンタイスーツを着けたようになっている優奈の躰が、少しずつ変化しはじめる。
胸の尖り、陰核などの細部の凹凸が均され、足元がハイヒーツを履いたように整えられて、全身が硬化してゆく。
鼻と口が躰と同じ艶のある硬く白いフェイスマスクで覆われ、目元を白いシャドーとラインが吊り上げた。
『ンふぅ…  もっと… もっと…セルが…』
欲望を口にする優奈の声は、フェイスマスクで冷たい電子音声に変換されていた。
『クックック… 予定どおりのようだな。 アフロディーテ、新しい躰はどうだ?』
バルコニーから部屋に侵入して来たプラチナンが、アーミー化している優奈を舐めるように見つめた。
『プラチナン… 私は… 私は…あなたに服従など…』
『ホォ、まだそんな事を… クックッ…』
自分を抱きしめるように腕をまわし快感に身を震わせている優奈を見やり、彼女が欲しているモノを指で摘んで見せた。
『ククッ… これが欲しいんじゃないのか?』
『決まってるじゃない… プラチナン… あなたは…私を…メタル帝国に服従…させたいんでしょう… だったらセルを…』
優奈が手を伸ばしてカプセルを奪おうとすると、プラチナンは優奈の手を掴みベッドの上にうつ伏せに押し倒した。
『クックック… メタル帝国にではない、オレに服従するんだ。 アフロディーテ』
プラチナンは優奈の陰部の充填用シリンダーを取り除き握り潰した。
『な、なにをするのッ! そんなことをしたら… セルを…メタルセルを…』
『クックック… これからはオレがセルを入れてやる。 これでな』
躰と同じプラチナホワイトの男性器に似た棒を、優奈の鼻先に近づけるプラチナン。
『ようやく完成したのさ、貴様を服従させ、オレも楽しめるコレがな。 この中にセルを充填し、貴様を侵してやる。 どうだ、セルが欲しいならオレに忠誠を誓え。 オレに永遠に仕える女になると誓え』
『だ…誰が… うぅッ… くあぁぁん……』
『クックック… これは貴様に合うように完成させてある。 これを入れれば貴様はオレに従順になり、オレに服従したくなる。 さぁ答えろ、アフロディーテ。 貴様はなんだ、貴様は誰に仕える』
『あぁぁ…はぁン… 私は…アーミー…メタル…帝国の…くぁぁぁぁぁぁッ… 私は…私は…プラチナン様の…女… プラチナン様に…忠誠を… 永遠の…忠誠を誓い…お仕え…致します…』
『クックク… いま口にした言葉を絶対命令として、記憶しろ』
『ハイ… 記憶します… メモリーに記録…登録致します…  プラチナン様… 私は…プラチナン様の女… プラチナン様に…永遠の忠誠を誓い…お仕え致します…  私はプラチナン様の女… プラチナン様に永遠の忠誠を誓い…お仕え致します…  私はプラチナン様の女 プラチナン様に永遠の忠誠を誓い、お仕え致します』
『クックック… そうだ、貴様のすべてはオレのモノだ』
ベッドでお尻を突き上げる優奈の陰部にプラチナンの下腹部が重なり、彼女に挿入されたパーツとプラチナンの躰が結合され、腰が前後に動き出す。
『クゥッ… オォォ… この感じ久しぶりだぜ…』
『ハァッ… イィ…  プラチナン様… プラチナンさまぁぁ…』
優奈の瞳の青が目全体に広がり、プラチナンと同じ青い目に変化すると、振り乱している肩までの黒髪が腰まで伸び、躰と同じ美しい白に染まる。
優奈の中に放たれたメタルセルが、優奈を完全なメタルアーミーへと変貌させた。


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