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魔法少女 - Final -



肉壁の上で眠る少女の匂いを嗅いだ妖魔が愉悦する。
「フフフ…ワタシと同じ匂い…」
「う…うぅぅん……」
「フフフ…目を覚ましたのね。 ワタシの可愛いシモベ、サファイア」
妖魔の顔をしばらく見つめて、淫靡な笑みをこぼした少女は、肉壁から降り立つと恭しく跪く。
「ウフフッ…ハイ、ご主人様。 ボクはご主人様の忠実なシモベです」
妖魔の淫液で少女の人格は妖魔に変えられ、主従関係が躾けられていた。
「なんだか生まれ変わったような気分です。 ウフフッ…」
見た目は何も変わっていないが、妖魔と同じ匂いがする身体に満足の笑みを浮かべる。
「フフフ…そのとおりよ、サファイア。 あなたは生まれ変わったの」
「エッ? でも…」
妖魔の匂いはするが、どこも変わっていない身体を見やり、少女は怪訝な顔をしていた。
「フフ…人の精を糧とするワタシの眷属、妖魔サキュバットに生まれ変わっているわ」
そう言い終えた妖魔が、握り締めていた掌を少女の前で開く。
「これは、マジック…ジュエル…」
その蒼い石に以前の美しい輝きはなく、禍々しいオーラを放つ闇蒼のジュエルの中に、蝙蝠の羽を持つ蛇の影が浮かんでいた。
「フフフ…そう、マジックジュエル。 これまでと同じように、あなたの身を守ってくれるわ」
少女の胸に薄く残っている魔方陣に、闇蒼のジュエルが近づけられると、魔方陣とジュエルが蒼い輝きを取り戻し、ジュエルは魔方陣の中に吸い込まれてゆく。
ジュエルが少女の中に消えると、魔方陣は鮮やかな蒼から闇蒼、そして黒へと染まり、その形がジュエルの中の影と同じ、蝙蝠の羽を持つ蛇に変わり、すぐに元の魔方陣に戻った。
「ボクのジュエルサークルが…」
「フフフ…目覚めなさい。 我がシモベ、妖魔サキュバット・サファイア」
「サキュバット…サファイア… はうッ!」
胸を突き出すように弾んだ少女の身体に光のリボンが巻きつき、魔法少女のコスチュームが形成される。
蒼いリボンで留められた白いロンググローブ、白いニーハイソックスと足首までの蒼いショートブーツ、胸元を大きな蒼いリボンで飾られた白のロングレオタードドレス、そして蒼いマジックジュエルがはめ込まれたティアラを身に着ける、どこから見てもマジックサファイアにしか見えないその姿に、少女は戸惑いながらも、条件反射でいつものポーズをキメる。
「魔法少女…マジックサファイア…ここに……光!?  ハァァァァん…」
喜悦の声を上げ、両手で股間を押さえながら身体をクネらせるサファイアに変化が起きる。
「フフフ…これからが本当の変身よ…」
「ひゃうぅぅン… ふぁぁぁぁぁ…」
薄い水色のメイクが毒々しい紫に、白いコスチュームがヌメヌメした艶黒に染まり、サファイアの身体と同化し、その姿を変えてゆく。
艶黒のロンググローブを嵌めたような指先には紫の鋭い爪が映え、ソックスとブーツが一つになり、太ももの中ほどまでが艶黒になった脚の、つま先と踵が棘のように尖る。
レオタードドレスもドレスの裾がなくなり、大きく切り込まれたハイレグレオタード様になると、肩甲骨のあたりから蝙蝠の翼が、額のティアラも肌と同化し、禍々しい黒くねじれた2本の角へと変わっていた。
「…はぁぁん……キモチィィ…」
快感に身悶えるサファイアの変化は続く。
肌が青白く変色し、声を漏らす口元には黒い牙と先が二つに割れた細い紫の舌が、見開かれる白目が黒く、黒目が紅く染まる。
「くひィィ……イクッ…イクぅッ…イッちゃうッ!!」
翼を広げ、大きく背中を仰け反らせて絶頂を迎えるサファイアの躰が少女から大人に成長し、お尻に先端にくびれのある尻尾と、全身の黒艶に蛇肌の鱗模様が現れて、サファイアの変化は治まった。
「ンフぅぅん……んフぅぅ…フぅ……ウフッ…ウフフッ……妖魔サキュバット・サファイア…ここに堕淫…」
妖艶な声で名乗るサファイアは、淫猥と邪悪の笑みを浮かべながら、成長した胸を弄り、尻尾の先端に紫の舌を這わせた。
「フフフ…どう、それが本当のあなた。 妖魔サキュバット・サファイアの姿よ」
「これがホントのボ… ウフッ…ワタシ… ステキ…ここも…ここも…すべてキモチィィ…  ヒャイんッ…」
全身を弄り、唾液で濡らした尻尾の先を秘裂に挿入し、妖魔になったことを実感したサファイアは、侵される悦びと侵す悦びを同時に味わい悶絶した。
「フフフ…サキュバット・サファイア、ワタシの為に働くことを誓いなさい」
「ハヒッ…ハヒッ…ヒッ……ヒッ……はぁい…」
人のときとは比べ物にならない悦びを楽しむサファイアが、惚けて虚ろになった眼を妖魔に向ける。
「ウフフッ…ワタシ、サキュバット・サファイアは、メデューサキュバット様の従順なシモベとして、永遠の忠誠を誓います」
言葉を終えると、サファイアの頬に蝙蝠の羽を持つ蛇の闇蒼の模様が刻まれた。
「あふぁぁぁ…キモチィィ…」
「フフフ…これであなたは完全に、ワタシのモノとなったのよ」
サファイアは服従する悦びに淫蕩な笑み浮かべる。
「ハイ、ワタシはご主人様のモノです。 なんなりとお申し付け下さいませ…」
「フフフ…これからあなたにして欲しいことを伝えるわ。 妖魔の悦びを楽しみながら…ね…」
妖魔の唇がサファイアの唇に重なり、淫毒が流し込まれた。
「ンチュ……ウフッ…ご主人様の淫毒…甘くて…酸っぱくて…美味しいですぅ… ンはぁぁッ…あっ…あぁぁ……ンヒッ…」
妖魔はサファイアの尻尾を舐め、赤紫の実を露出させると自分の秘裂に挿入し、自分の実をサファイアの秘裂に挿入した。
「ハッ、ハヒッ、ハヒィィィィィィィィィ…」
「フフフ…これが妖魔の…  フフフ…まだ少し早かったみたいね… フフッ…フフフ…」
ただ挿入し、挿入されただけで、サファイアは絶頂を迎え、意識を失っていた。





数日後。

深夜の地下鉄構内。
「う…うぅぅん… ボク…どうして…なにが…」
「大丈夫ですか、サファイア」
サファイアは白と紅のコスチュームに身を包む、魔法聖女マジックルビーの腕の中で意識を取り戻した。
「サファイアはこれを憑けられて、妖魔に操られていた」
魔法少女マジックエメラルドが、碧の刃で串刺しにした蛸のような妖魔を見せる。
「妖魔に…操られて… そうだ! ボクはそれを頭に憑けられて!! ゆ、許さなッ!? 痛ッ…」
「すまない。 操られていたサファイア… 想像以上に手強かったので、こちらも本気で…」
白と碧のコスチュームに身を包むエメラルドが、傷ついた腕を押さえながら話をする。
「ゴ、ゴメンなさい… ボク、みんなに迷惑を…」
「ホントに… ひとりで行動しないで下さいって、あれほどお願いしていたのに…」
「お疲れ~ 雑魚はぜ~んぶ片付けてきたぞ。 雑魚ッ、はな!」
「残念ながら、メデューサキュバットには逃げられてしまったですぅ。 あっ、サファイアちゃん、大丈夫ぅ」
白と黄色のコスチュームの魔法少女マジックトパーズと、全身白のコスチュームの魔法少女マジックダイヤが合流して来た。
「みんな…ごめんなさい。 ボク、みんなに迷惑かけちゃって…」
「ホンット、凶暴化したサファイアを抑えるのに苦労したよ」
「苦労したのは、エメラルドちゃんとルビーさんであって、トパーズちゃんは…」
「っるっさい!! ダイヤだって、仲間と戦えなぁ~いってたろッ!」
安堵の表情で口々に話をしている仲間を見上げるサファイアも笑みを浮かべる。
だがその笑みに含まれる邪悪な意志に気づく者は誰もいなかった。
(ウフフッ…マジックジュエルがボクの妖気を抑えて、誰もボクが妖魔だって気づいてない…  バカなやつら…)
彼女と一緒に邪悪に染められたマジックジュエルが、妖魔となったサファイアの匂いや妖気を抑え、妖魔と戦い続ける魔法世界からの使者、魔法聖女の目も欺いた。
(ボクは芝居だったのに… エメラルド、本気だったよね。 すっごく痛かたよ…  ちゃんとお礼はするからね… ウフフッ…)
四人を見渡したサファイアの目は、碧の魔法少女で止まっていた。


魔法少女 - 2 -



「ンムッ…ンチュルル…」
「ンチュ…ンン…… うふぅ…おいしぃ……あまくて…すっぱくて……とってもおいしいよぉ…」
口移しに飲まされる淫毒を、味わうように飲み干したサファイアが恍惚の笑みを浮かべる。
「フフフ…そろそろ…」
「あはぁ……むね…くりくりされると… ひゃうぅぅん…」
粘液で汚され、蒼と白から灰色と闇蒼に変色しているコスチュームに、くっきり浮かび上がっている胸の尖りを弄られたサファイアが声を上げ、全身を小さく痙攣させた。
「…かしらね… フフ…フフフ…」
心も体も快楽の虜となったサファイアを見下ろす妖魔の、鱗に覆われた尻尾の先がヌルリと捲れ、先端から黒い粘液を滴らせる赤紫の実が現れる。
「フフフ…これからあなたの中に、ワタシの淫液をたっぷり注ぎ込んであげる。 そしてあなたをワタシの物に… ワタシのシモベに変えてあげるわ。 淫らで可愛いシモベにね」
「ふぁい…ください…ンフゥン…ンフゥン……あはっ…クチュクチュされると…とっても…キモチィィのぉ…」
「フフフ…挿れて欲しい?」
妖魔はサファイアを焦らすように、蛇肌の尻尾を秘所に擦りつけてから、赤紫の実を秘裂に軽く押しあてた。
「あふぁぁぁぁぁ… くちゅくちゅしてぇ…」
「フフフ…ホントにいいの? ワタシの淫液はあなたを眷属に… ワタシの仲間に作り変えちゃうのよ。 フフ…」
黒い粘液がコスチュームに穴を開け、実がサファイアの秘裂にわけいる。
「あはっ…ひゃあぁぁぁぁ…」
「フフ…ワタシの仲間になれば、もっと…」
サファイアの反応を見ながら、妖魔の尻尾が押し込まれる。
「もっと…  クヒッ…!」
初めて味わう快感にビクンと体を弾ませたサファイアの手から、薄れるようにロンググローブが消滅してゆく。
「フフフ…少し挿れただけなのに… フフ…」
思いどおりの変化を見せるサファイアを邪悪な眼で見やり、秘裂に挿入した尻尾をさらに奥へと進める。
「キャヒぃ…! ヒッ…ン…あぁっ…」
「フフフ…とってもキモチいいでしょう。 フフフ…これからもっとよくなるから…」
ビクビク体を震わせて絶頂を迎えるサファイアのニーハイソックスとショートブーツがグローブと同じように消えていった。
「フフフ…あなたがイクたび、マジックジュエルの力は、あなたの中から消えてゆく。 そして…フフフ…」
「いぃ…いぃのぉッ! またぁッ!」
サファイアの背中が大きく仰け反り、ロングレオタードドレスが消滅する。
「フフフ…あなたの純潔にたどりついたわ」
妖魔は挿入した尻尾を小刻みに動かして、サファイアを昂らせる。
「あ…あぁぁ……はぁぁぁぁぁぁぁ…」
「フフフ…」
「あふぁ………して…もっと…してください……もっと…きもちよく…してください…」
「フフフ…あなたが望むなら、してあげるわ。 純潔を破り、中にワタシの淫液を注ぎ込んであげる」
「ふぁい…して…ください… ボクを…よう…まに…して…ください…」
サファイアの手が自分の中に挿入されている尻尾を掴み、そして…。
「きひっ… ハアっ…アァ…」
自ら妖魔に純潔を捧げ、小刻みに体を震わせるサファイアの額に残されていたティアラが、その役目を終えるかのように消滅し、小さな胸の中心に蒼い魔方陣と、本来の輝きを失った蒼いマジックジュエルが現れた。
「フフフ…自分から純潔を捧げるなんて、面白い子…」
妖魔は舌でマジックジュエルを絡め獲ると、そのまま体内に取り込み、肉壁の上で陶酔した目で、心待ちにしているショートヘアーのボーイッシュな少女を見やった。
「フフフ…これからたっぷりと可愛がってあげる…」
「ハ、ハイ…クチュクチュして…ください… ボクを…キモチよくしてください…」
妖魔の赤紫の実で冒される少女は、鈍い痛みを感じながら歓喜の声をあげた。


魔法少女 - 1 -



「や、やめろッ… こんなことしても、ボクは…」
「まだそんな口がきけるの… 仕方ないわね、もう少し淫毒をお飲みなさい」
魔法少女マジックサファイアは、妖魔メデューサキュバットの卑劣なワナにかかり、囚われの身となっていた。
「ムグッ…ン…ング…ン…ンムゥ……」
ブヨブヨしたピンクの肉壁に、そこから伸びる触手で手足を拘束されているサファイアの口に、毒々しい紫の唇が重なり、喉の奥まで入れられた二股の舌から、淫毒を流し込まれるサファイアの顔が苦悶に歪む。
「ンハッ… ケホッ…ケホケホッ……にがぃ…  こんなもの、どれだけ飲まされても、ボクは…ケホッ…」
「フフフ…いい表情よ、ゾクゾクするわ。 フフ…じゃあ、はじめましょうか」
紫の爪が映える青白い指がパチンと鳴り、サファイアを拘束している肉壁が彼女の体に襲いかかる。
「な、なにをッ! やめろッ! キモチわるい、やめろッ!!」
サファイアの体は、肉壁から伸びる触手で蹂躙され、清楚な白を基調としたコスチュームが灰色の粘液で汚されてゆく。
「フフフ…魔法少女は純潔乙女、知識も経験もないあなたが、邪淫の甘い蜜の美味を知れば……フフフ…」
「なに言ってるのか…わかんないけど… ムダだから…」
サファイアは口を真一文字に閉ざして、触手の蹂躙を堪えていたが、太ももの付け根に巻きついた触手がニュルリと蠢いた瞬間、彼女の口からこれまでとは違う、湿った声が漏れる。
「ン…はぁン…」
「フフフ…フワフワした、イイ気持ちになってきたでしょう」
「なにそれ……イぃじゃなくて…ヘンな…キモチよ…ハァァァ…」
顔を紅潮させて、力のない眼を妖魔に向けるサファイア。
「ヘンなキモチ、ねェ… フフフ…」
蛇肌の腰を妖艶に振りながら近づいた妖魔は、サファイアのヘソに指をあて、その指をゆっくりと下へ滑らせた。
「なにするの、ヤダッ、やめろ、やめっ…ヒィ!」
妖魔の指先が淫核をかすめ、サファイアの体がビクンと弾む。
「あ…あぁ……」
サファイアは唇を震わせ、怯えた眼を彷徨わせていた。
はじめて体験した衝撃と感覚は、サファイアの戦意を奪い、恐怖を抱かせる。
「フフフ…どう、はじめてイッた感想は… と言っても、ホントの絶頂はこれから…フフフ…」
「あふぁ…ふぇ…… な…なに…が……  あっ…や…やめ…やめて…またッ、ひぐッ!!」
妖魔の指が股間を蹂躙する触手を押しのけ秘裂に辿り着くと、サファイアの体はさらに大きく弾み、ビクビク体を震わせた。
「きゃひぃ、ひっ、ひぃッ」
「フフフ…あれだけ淫毒を飲ませてあげたのよ。 これくらいじゃ、治まらないわ…」
胸元を蒼いリボンで飾られた白いロングレオタードドレスの上から、妖魔の指がサファイアの秘裂に押し込まれる。
「あ…あぁ……あふぁぁぁ……」
ガクガク全身を震わせるサファイアの口が半開きになり、口元から落ちる涎が長い線を引く。
「フフ…頭も体も痺れたようになって、イイ気持ちでしょう。  フフフ…これが快楽… ほら、はじめてなのに、こんなに濡れてる…」
妖魔は挿入した指をゆっくりと動かし、くちゅりくちゅりと淫靡な音を奏でる。
「あ…あぁ…ふぁぁぁ…… ンン…ンフん…あン…あぁン……はぁン…ンフん…」
「フフフ…ワタシが淫欲の悦びを教えてあげる。 あなたが見たことも、感じたこともない邪淫な世界をね…」
肉壁が躍動し、サファイアの腰を持ち上げ足を広げさせると、妖魔の指がサファイアの秘所を本格的に愛撫しはじめる。
はじめはされるがままだったサファイアも、妖魔の愛撫に合わせるように腰を動かすようになりだした。
「はぁん…ンフゥ……ンフフ…ンン…」
「フフフ…」
「ンハァァん……ヘンなキモチが…どんどん……ひろがって……」
「フフ…それはヘンなキモチって言わないの、イイ気持ちって言うのよ」
「クフゥん…イイ…キモチ……はァッ……ンフ…イぃキモチ…」
魔法少女には不釣合いな淫靡な笑みを浮かべたサファイアに、妖魔に対する敵愾心は微塵も感じられなくなっていた。
「フフフ…そうよ、もっと快楽をもとめるの… 快楽のことだけを考えなさい」
「ふぁい…くちゅくちゅ…されると…いぃ…キモチぃ……ンフゥん…」
淫欲とは無縁だった純潔乙女の体は、貪欲に快楽を求める淫猥な体へと変えられ、精神も掌握され、完全に支配されていった。


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孫作 ( magosaku )

Author:孫作 ( magosaku )


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